クレジット支払いの仕組み
クレジットカードを使うとキャッシュレスで物を購入できますが、もちろん後から支払いをしなければなりません。この支払いにも幾つかの種類があります。
最も一般的なのは一括払いです。これは請求代金を一回で支払うものです。一括払いの利点は、支払いの期日を最長約2ヶ月も引き伸ばせるというものです。しかも一括払いの場合は手数料が取られませんから、無金利でお金を借りているようなものなのです。これは、月々の〆日と支払い日の関係で発生します。〆日の翌日に買い物をした場合、翌月の〆日まで支払い義務は発生しません。しかも、〆日後の支払期日を後ろに持っていけば、買い物してから約2ヵ月後の支払いが可能になるのです。この支払猶予期間をユーザンスなどと呼びます。資金繰りをいつも考えているような人にとっては、支払いが先に伸びるというのは非常に魅力的なことなのです。それで、カード決済の9割近くがこの一括払いになっています。
一括払いのほかに、分割払いとリボルビング払いがあります。この両者は支払いを分割しているという点では共通しているのですが、同じものではありません。まず、分割払いですが、これは個々のカード支払いの際に、支払い回数を指定できるというものです。3回、6回、15回といった指定が可能です。分割の回数が多いほど金利手数料もかかりますが、自分で回数を設定できるので、支払いの管理がしやすいというメリットがあります。とは言え、月ごとの支払いは分割によって低負担になるものの、翌月の支払いも重なってくるため、「広く薄く」の支払いが「広く厚く」なってしまう場合もあります。例えば、50万円を10回払いにしたら、月5万円で何とか払えそうですが、翌月に30万円をやはり10回払いにすると、次の請求は5万円+3万円で8万円の請求になってしまいます。負担が段々重くなってしまう可能性があるのです。
これを解消しようというのがリボルビング払いです。これは一定額内の買い物であれば、支払額も毎月一定で済むという方式です。ただ、支払いが終了するまで、残高に対する金利が発生します。月々の負担は少ないリボ払いですが、買い物をすればするほど残高が増えますから金利が膨らみ、支払い総額はびっくりするような額になることも。いつまでたっても支払いが終わらなくなってしまうのです。
面白い付帯サービスのいろいろ
クレジットカードは信用を基にキャッシュレスで買い物が出来る便利なツールです。また、両替をせずとも海外で支払いが出来るのも大きな魅力です。支払い方法も一括、分割、リボルビングなどが用意されており、自分のライフスタイルに合わせた支払いが出来るように工夫されています。
これらのメリットに加えて、付帯サービスも大きな魅力になっています。実は、海外のクレジットカードにはあまりこうした付帯サービスは付けられておらず、日本発行のクレジットカードの一つの特色ともなっています。
これら付帯サービスのうち、人気の高いのがポイントサービスです。航空会社のクレジットカードや系列のカードではポイントの変わりにマイレージを付与するカードもあります。クレジットの利用額に応じてポイントがつき、ポイントが貯まると景品がもらえたり、買い物に使えたり、キャッシュバックを得られたりするわけです。もちろん、マイレージを貯めれば特典旅行券を得ることも出来ます。最近は航空機を利用せずに、クレジット利用でマイルを貯める「陸マイラー」も多くいるようです。こうした付帯サービス目当てで、支払いを現金からクレジットに変更する人もいます。
さらに、カードで旅行代金を支払うと、旅行先での病気や怪我を保障してくれたり、盗難や事故の補償をしてくれる旅行傷害補償なども付帯することが殆どです。中には、支払いをしなくても海外旅行の保険が自動付帯するクレジットカードもあるようです。
また、引越しの際にサポートしてくれるサービスや、ゴルフ場を予約してくれるサービス、大切な人に花束を届けてくれるアニバーサリーサービスや、コンサートチケットなどを予約できるサービスなどもあります。
ブラックカードと呼ばれるプレミアムクレジットカードでは、空港内のラウンジが利用できたり、世界一周の豪華クルージング、自家用ジェットの手配といった夢のようなサービスが利用できることも。
カード会社も工夫を凝らして様々なサービスを展開していますが、現在は個別のサービスを儲けるよりも、ポイントサービスの中でこうした特典を用意していることが多いようです。




